IPO投資

SMBC日興証券のIPOを説明します(IPOルール・ステージ別抽選など)

悩んでいる人
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IPO投資でSMBC日興証券ってどうなんだろう?ルールや当選確率を知りたいなあ。

こんな疑問にお答えしていきます。

本記事の内容

・SMBC日興証券でのIPOの概要
・SMBC日興証券のIPOルール
・僕の5年間のSMBC日興証券のIPO結果
・SMBC日興証券でIPOに当たらない人はどうするべきか

僕はIPOを5年やって利益の合計は約100万円です。

SMBC日興証券では通算で3回当選しています。

SMBC日興証券はIPOの主幹事数がトップクラスに多い証券会社なので、IPOをやっていく上では必須の証券会社です。

今回はそんなSMBC日興証券のIPOの概要やルールを分かりやすくまとめていきます。

この記事を読めば多くの証券会社の中でのSMBC日興証券の位置づけがつかめますので、ぜひ最後まで目を通していただければと思います。

SMBC日興証券のIPOを説明します

SMBC日興証券の位置づけ

SMBC日興証券はIPOの取り扱いが証券会社の中で非常に多いです。

毎年60~70銘柄は扱います。

さらに主幹事になることもトップクラスの多さです。

主幹事はIPOの8~9割の量を売り出すので、主幹事になることが多い証券会社は単純にIPOで当選確率が高くなる証券会社といえます。

SMBC日興証券の近年の主幹事数は以下の通りです。

・2017年=11回
・2018年=20回
・2019年=20回

いずれの年も全証券会社の中で上位5位以内に入るほどの主幹事数の多さです。

主幹事の回数が多いSMBC日興証券は、それだけIPOで当選しやすい証券会社といえます。

総合コースとダイレクトコース

SMBC日興証券では口座開設の時に2つの中から1つのコースを選ぶことになります。

・総合コース

・ダイレクトコース

※ コースは後から変更できます

このどちらを選んでもIPOを買うことは可能です。

総合コースは支店担当者からアドバイスや投資情報を受けることができます。

ダイレクトコースはそういったものは受けられませんが、その代わりに株式の売買手数料などが安くなります。

どちらのコースを選ぶべきかは、次の「支店かネット抽選か」によって決まってきます。

支店かネット抽選か

SMBC日興証券でIPOを買う方法は以下の2つです。

・総合コースで支店担当者から直接買う

・ネットで抽選に申込んで買う(総合コース・ダイレクトコースのどちらでも可能)

この2つはそもそものIPOを扱う量に大きな違いがあります。

SMBC日興証券全体で扱うIPOの量を100とすると、以下の割合で両者の売る量は分割されています。

・支店担当者=85%

・ネット抽選=15%

ほとんど総合コースの支店担当者がIPOを売ることになります。

この数字を見る限りでは、全体の85%を扱う支店担当者から買う方がIPOは入手しやすいといえます。

ただ、支店担当者からどのようにしてIPOを買えるかは一概には分かりません。

担当者に「このお客さんに今回のIPOをすすめよう」と思ってもらえたら購入できますが、そうなるためには取引金額や担当者との相性など様々な要素が関わってきます。

最終的には担当者の判断で決まるものです。

僕はダイレクトコースでやっていて支店担当者との取引経験がないので、ここではネット抽選を前提に話を進めていきます。

SMBC日興証券のIPOルール

SMBC日興証券のIPOをネットから買う場合、抽選に当選しなければ買えません。

ネットで抽選に申込む際のルールは以下の通りです。

・前受金が必要

・資金拘束あり

・同一資金で他のIPOに申込み不可

SMBC日興証券のIPOルールは、他の証券会社のIPOルールと比べたら資金面で最も厳しいものになります。

そのため、SMBC日興証券でIPOの抽選に効率的に申込むにはルールの把握が不可欠です。

以下、詳しく解説していきます。

前受金が必要

SMBC日興証券でIPOの抽選に申込む時は、必ずその銘柄分の資金が口座に必要です。

さらに、申込んだらその分の資金が残高から減ってしまうので、同一資金で他のIPOに申込むことは不可能となります。

SMBC日興証券で複数のIPO銘柄の抽選に申込む場合は、複数の銘柄分の資金を用意しなければなりません。

資金拘束の時期

SMBC日興証券では抽選申込みの時に資金拘束されます。

抽選日まで資金拘束されますので、出金することはできません。

補欠申込みをした場合も、補欠抽選の抽選日まで資金拘束されます。

前受金が必要で資金拘束があり同一資金で他のIPOにも申込めないので、SMBC日興証券は資金面では一番厳しいレベルのIPOルールです。

補欠当選

SMBC日興証券のIPO抽選結果は以下の2種類です。

・当選

・補欠当選

「落選」という表示は最初は出ません。

当選しなかった人は全員「補欠当選」になります。

この補欠当選から補欠申込みをすることができます。

当選後に購入しない人がいたら、補欠申込みをした人の中から補欠当選者が抽選で選ばれることになります。

補欠申込みの結果は「補欠当選」・「落選」のどちらかで、落選だったらそこでIPOは終了となります。

※ 補欠申込みから繰り上げで当選することはほとんどありません。

僕は5年で一度もありませんでした。

そのため、補欠当選の時点で事実上の落選といえます。

ペナルティ

SMBC日興証券ではIPOに当選しても購入しない場合はペナルティが課されます。

以下の場合にペナルティが発生です。

・当選した後に購入辞退の手続きをする

・当選した後に何もせず購入申込み期間が終了

※ 自分から辞退の手続きをしても結局はペナルティが課されることに注意です

ペナルティの内容は以下の2つです。

・次の日から約1ヶ月はIPOの抽選に申込めない

・既に行っているIPO抽選申込みが全て無効

※ 申込もうとすると下記の画像のような表示が出てきます

次の日から1ヶ月は抽選に申込めなくなりますが、辞退するタイミングで少しだけ期間は変わります。

自分から購入を辞退した場合は、その翌日から1ヶ月は申込みできなくなります。

何もせず購入期間が終了したら、購入期間最終日の翌日から1ヶ月が期間です。

ほんのわずかな違いですが、自分から辞退の手続きをした方が少しだけ申込み禁止期間が早く終わることがあります。

1ヶ月申込めなくなるのと同時に、既に申込んで抽選待ちになっているIPOは全て無効になります。

IPOの件数が多くなる12月ならば無効になる銘柄が多くなるかもしれないので、ペナルティには注意が必要です。

※ 追記 2020.3.2

自分から辞退した場合は「次の日」から抽選に申込めなくなりますが、「辞退した瞬間から次の日まで」は普通に申込み可能です。

ただ、それでも結局はその申込みも無効になります。

形の上では申込み可能な状況なだけなので、勘違いしないようにしましょう。

ステージ制の優遇制度

SMBC日興証券のネット抽選は2段階あります。

抽選に申込んだら必ず1回目の抽選は受けられますが、2回目の抽選は条件を満たした人しか受けられません。

この点、1回目と2回目の抽選はIPOの当選数が違います。

・1回目=SMBC日興証券全体の10%

・2回目=SMBC日興証券全体の5%

1回目の抽選は完全な平等抽選です。

資金量に応じて当選確率が高くなるなどの優遇措置はありません。

これに対して2回目の抽選は「ステージ別抽選」という名前で、口座の資金量などで優遇される抽選となります。

※ ステージ別抽選はダイレクトコースの人しか受けられません

ステージ別抽選を受けるためには、以下の2つのうちどちらか1つを満たす必要があります。

・新規口座開設して3ヶ月以内であること

・直近3ヶ月の「資産残高」か「信用取引建玉金額」が平均して1ヶ月250万円以上であること

このどちらかを満たしていれば、2回目のステージ別抽選を受けることができます。

このステージ別抽選は、資産残高の数字によってさらにランク分けがされていて、ランクによってIPOの抽選の票数が決定されます。

ランクは以下のような4段階になっています。

※ SMBC日興証券の公式サイトより

最低ランクのブロンズはステージ別抽選の票が1票となりますが、次のランクのシルバーは5票です。

票の中からランダムに当選が選ばれるので、シルバーになると単純にブロンズの5倍の当選確率ということになります。

最大である4段階目のプラチナは25票なので、最低ランクのブロンズの25倍の当選確率です。

一部の人しか抽選を受けられないステージ別抽選ですが、その中でもさらに条件によって一部の人の当選確率は高くなります。

IPOの買い方

SMBC日興証券でIPOを買うには、まずは抽選に申込む必要があります。

詳しいやり方は下記の記事で画像付きの解説をしていますので、そちらを参考にしていただければと思います。

SMBC日興証券 IPO(新規公開株) 抽選申込み方法

僕のSMBC日興証券でのIPO結果

僕はSMBC日興証券で通算3回当選しています。

利益はそれほど大きくなく、税引き前の合計では5万5504円です。

当選したのは以下の3銘柄です。

・ラサールロジポート投資法人

・三井不動産ロジスティクスパーク投資法人

・JR九州

リートIPO2つと、大型IPOであるJR九州が当選しました。

3つ全てが2016年のものでした。

以下はSMBC日興証券の画面のスクリーンショットです。

・3銘柄 税引き前利益 5万5504円

・ラサールロジポート投資法人 +4806円

・三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 +1130円

・JR九州 +4万9568円

僕はSMBC日興証券では2016年しか当選していないので、当選する時はしていますが、当選していない時は全く当選していないイメージです。

僕の5年間のSMBC日興証券の抽選申込みのデータは下記の通りです。

抽選申込み=合計228回

当選=3回

当選確率=1.3%

SMBC日興証券の通算の当選確率は1.3%でした。

この点、僕の5年間のIPO全体の当選確率は1946回申込んで25回当選していたので1.2%です。

全体1.2%に対してSMBC日興証券は1.3%だったので、特別に当選確率が高いわけでも低いわけでもありませんでした。

SMBC日興で当たらないという人はどうすればいいか

SMBC日興証券はIPOの主幹事数こそ多いですが、ネット抽選だと全体の15%の量しかないため、当選確率は漠然と想像するよりも高くないです。

また、大手証券会社のために口座開設数が多く、IPOに申込む人もかなり多いため競争が激しい面もあります。

そのような理由もあり、SMBC日興証券でなかなかIPOに当選しない人も多いのではないでしょうか。

当選しない場合の対策としては、次の2つが考えられます。

・総合コースで支店担当者と取引してIPOを買う

・ステージ別抽選を有効活用する

このどちらかを上手く使えれば、SMBC日興証券でIPOを買える可能性を高くすることはできます。

総合コースで支店担当者と取引してIPOを買う

支店担当者がSMBC日興証券全体のIPOの85%を扱うので、量から見ればそこを攻めるのが最も妥当です。

ただ、その場合は取引金額や担当者との相性も関係してくるので、どうすればいいのかは一概にいえるものではありません。

噂ではかなりの取引金額がなければIPOを紹介してもらえないという話もあります。

支店担当者と取引をする場合には、手数料の高い商品ばかり紹介されて逆に資産を減らしてしまうということもありえますので、そこだけは注意して下さい。

IPOでお金を増やすために取引をしていても、それで資産を減らしては本末転倒です。

ステージ別抽選を有効活用する

支店担当者と取引するよりは、ステージ別抽選を活用する方が現実的な方法といえます。

ステージ別抽選を受けられれば2回目の抽選のチャンスがあるので、当選確率は確実にアップします。

ただ、問題なのがステージ別抽選を受けるための条件である資産残高です。

最低250万円というのは決して低いハードルではありません。

可能ならば、新規口座開設3ヶ月以内という枠を上手く使うのも一つの方法です。

毎年、年末にはIPOの件数が多くなるので、そこに合わせて10~11月頃に口座を開設できればちょうど12月にステージ別抽選を受けることができます。

この方法は一度しか使えませんが、当選確率を上げるという意味ではやる価値はあります。

漠然と口座開設をしてしまうよりも、10~11月まで待ってから口座開設をするのも一つの手です。

大型IPOに申込む

他の証券会社でも同じですが、当選しやすいものである大型IPOに申込むという方法もあります。

大型IPOは単純に売り出し数そのものが莫大なので、ほとんどの証券会社で当選しやすくなります。

近年の大型IPOの売り出し数は以下の通りです。

・日本郵政 4億9500万株
・ゆうちょ銀行 4億1200万株
・かんぽ生命 6600万株
・LINE 3500万株
・JR九州 1億2000万株
・SGホールディングス 4800万株
・メルカリ 1900万株
・ソフトバンク 14億2700万株

通常のIPOでは200万株あれば売り出し数が多い方なので、大型IPOの売り出し数はケタ違いです。

あまりに売り出し数が多く当選確率が高くなるため、複数の証券会社で当選するということがよく起こります。

通常のIPOで複数の証券会社で当選するということはまずありませんが、大型IPOであれば珍しいことではありません。

※ 僕はゆうちょ銀行・JR九州・SGホールディングスで複数の証券会社で当選しています

大型IPOは他のIPOよりも圧倒的に当選確率が高いので、IPO初心者の方でも誰でも大きなチャンスであることに間違いありません。

まとめ

SMBC日興証券はIPOの主幹事数が多いですが、口座数も多いため当選確率は高くも低くもありません。

IPOのルールでは、資金面においては証券会社の中で最も厳しい部類に入ります。

もっとも、ステージ別抽選などの当選確率を上げる方法もあるので、工夫次第でIPOの当選確率を上げることはできます。

IPOを本格的にやっている人でSMBC日興証券で一度も当選していない人というのはいないはずなので、IPOをやる上では必須の証券会社です。

長くIPOを続ければSMBC日興証券で当選はできるでしょう。

もしIPOを本格的にやるのであれば、いずれは必ずSMBC日興証券に口座開設をすることになります。

SMBC日興証券の口座開設は無料で、口座の維持手数料などもかかりません。

最初だけ多少の手間はかかりますが、一度手続きをしたら「SMBC日興証券でIPOに申込める」という効果はずっと続くので、この機会に口座開設をしてしまうことをおすすめします。

SMBC日興証券で口座開設

 

SMBC日興証券も含めてIPO投資をやる上でおすすめの証券会社は下記の記事にまとめてあります。

これからIPOを本格的に始める方に向けて書いているので、興味があれば参考にしていただけたらと思います。

IPO投資初心者におすすめの証券会社7選

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