IPO投資

【初心者注意】あなたがIPOの罠にはまっている可能性

悩んでいる人
悩んでいる人
IPOはラクに儲かるって聞いたけど本当かなあ?なんだか良いことだけ言っている勧誘の言葉にも聞こえるぞ。どこかに罠があったら知りたいなあ。

こんな疑問にお答えしていきます。

本記事の内容

・初心者がはまりやすいIPOの罠について解説します

僕はIPOを5年間やっていて通算の利益は約100万円ぐらいです。

・一度で最高額の利益は28万円でした。

・一度で最大の損失は1万3000円です。

5年の経験があるので、IPOが実際にどんなものかは理解しています。

そのため、ネット上で見かけるIPOをすすめる言葉を見た時は、それがどんな意図で書かれているか大体すぐに分かります。

あくまで僕の感覚ですが、初心者をIPOに勧誘する言葉にはかなり偏った情報・誇張が含まれています。

その言葉を信じてIPOを始めた場合、想像と違ったということがかなりの確率で起きるはずです。

今回は、そんなIPO初心者の方のために、IPO歴5年の僕がIPOの罠についてまとめていきたいと思います。

【初心者注意】あなたがIPOの罠にはまっている可能性

 

誰かが初心者にIPOをすすめる理由は一つで、初心者の方がIPOを始めるために証券会社に口座開設をすれば手数料収入が入るからです。

そのためにはIPOの魅力を語る文章が並びますが、その文章の怪しい部分を分類すると次の4つになります。

・勝率
・当選確率
・利益額
・おすすめされる証券会社

では、順番に解説してきます。

IPOの罠① 勝率

「IPOは勝率90%!」

こんな言葉、もしくはこれに近い表現の言葉を見たことはないでしょうか?

この言葉は事実ですが、内容は勘違いされやすいものです。

近年の場合だとIPOは年間に90銘柄ほど出ていて、そのうち初値が公開価格を下回って損をする銘柄は10銘柄ぐらいありました。

下記が一覧です。

・2017年

IPO総数 90銘柄
公募割れ数 8銘柄
公募割れ率 9%

 

・2018年

IPO総数 90銘柄
公募割れ数 10銘柄
公募割れ率 11%

 

・2019年

IPO総数 86銘柄
公募割れ数 8銘柄
公募割れ率 12%

 

IPOの「勝率90%」という言葉の意味は、「利益が出るのはIPO全体の9割の銘柄」という意味です。

「どんなIPOであっても値上がりする確率が90%はある」という意味ではありません。

むしろ、実はIPOの値上がりする確率というのは事前に大体分かってしまいます。

IPOには初値予想があり、その情報はかなり正確です。

ネット上で検索して出てくる「初値予想」の情報を見るだけでも、明らかに値下がりしそうな銘柄はすぐに分かります。

僕はその初値予想を見ながらIPOをやっているので、5年で25回当選したうちで損をしたのは1回だけでした。

他のIPO経験者もそうだと思いますが、僕は初値予想を見たらそのIPO銘柄をすぐに次の3つに分類します。

・「これは勝率100%だな」

・「これは100%負ける」

・「これはどちらともいえないな」

この3つの割合としては、上から80%:10%:10%ぐらいです。

8割のIPOは初値予想を見た瞬間に勝てるものだと分かりますが、残りの2割は「100%負ける」か「どちらともいえない」ものです。

これはつまり、勝てるIPOは100%勝てて、負けるIPOは100%負けるということです。

どんなIPOでも勝率が90%あるわけではありません。

負けるIPOは最初から100%負けることが確定しています。

「IPOだから初値売りをしたらほとんど負けない!」というのは明らかな間違いです。

負けるIPOは必ず負けて、勝てるIPOは必ず勝てます。その2つで分類すると、勝てるIPOが全体の8割ということです。

誤解されない表現に直すと、「IPOは勝率90%!」ではなく「IPO全体の9割の銘柄は値上がりする!」というのが正しい表現になります。

IPOの罠② 当選確率

「IPOの当選確率を上げるには、多くの証券会社の口座を使うことが有効です!」

こんな言葉を見たことがありませんか?

これは事実です。

なんだかんだでIPOは抽選なので、申込み数が多いほど当選確率が上がるのは客観的に正しいことです。

ただ、一番大事な説明が抜けていることにお気づきにならないでしょうか?

それは、具体的な当選確率の数字です。

当選確率を上げる方法を伝える前に、まず具体的な当選確率の数字を伝えるのが正しい順番のはずです。

伝えた上で「当選確率が低い」ということになれば、次に伝える情報が「当選確率を上げる方法」ということになります。

おそらく、当選確率の具体的な数字を見た人はいないと思います。

当選確率の数字を伝えない理由はたった一つで、めちゃくちゃ低いからです。

この点、証券会社から当選確率が発表されるわけではないので、正確な当選確率は分かりません。

そのため、あくまで参考ですが、ここでは僕の5年間のIPOの当選確率を示したいと思います。

僕は5年でIPOの抽選に1946回申込みましたが、当選したのは25回です。

この数字で計算すると、1回の申込みで当選する確率は約1.2%ということになります。

IPOを人にすすめるのに、このような低すぎる当選確率は間違いなく都合の悪い数字です。

そのため、そこをすっ飛ばしていきなり当選確率を上げる方法を伝える表現が多いのです。

IPO初心者の方は、まずはこの1.2%という具体的な当選確率で自分がIPOを続けることができるのかを考える必要があります。

※ 僕はIPOで初当選するまでに96回落選しました。また、今までで一番長い連続落選回数は336回でした。

もし、1.2%の当選確率でもIPOをやってみようと思うのならば、そこで始めて当選確率を上げる方法の情報が必要になってきます。

いきなり当選確率を上げる方法が出てきたら注意して下さい。

その文章を書いた人は、IPOについて都合の悪い数字を隠してあなたを勧誘しようとしている可能性があります。

IPOの罠③ 利益額

「IPOを始めて~年で利益は~万円です!」

ここにとても魅力的な数字が入っているのを見たことはないでしょうか?

IPOは当選するかが運なので、短期間で多くの利益を出せる可能性はあります。

2018年にはHEROZという銘柄がたった一つで445万円の利益になりました。

この点について、個人的には短期間で多くの利益を出している方がかなり多いと感じています。

僕は5年で100万円の利益でしたが、ほとんどの人はそれよりも短期間で高利益な印象です。

ただ、それが本当かどうかは確認する方法がありません。

画面のスクリーンショットがあっても、それがその人のものではない可能性もありますし、画像を修正している可能性もあります。

IPOに勧誘するために魅力を伝える一番の方法は、IPOが儲かることを伝えることです。

そのためには、利益の数字を水増しするのが手っ取り早いです。

上に書いた2018年のHEROZに当選できたことにしてしまえば、僕の利益も通算で100万円から545万円になってしまいます。

IPOは当選確率が低いといっても当選者自体は複数存在しているので、「自分も当選してました!」と言ってしまえばそれまでです。

これはIPOに限らずネット情報の全てにいえることですが、何が真実かは確認することが困難です(というか、無理です)。

IPOに関しては、勧誘しやすくするために利益を水増しで記載している可能性があることには注意して下さい。

一つの目安ですが、僕が5年間IPOをやった結果は利益100万円でした。

※ 僕の5年のIPOの結果はこちらに詳しく記載してあります。興味があればのぞいていただければと思います。

IPOの罠④ おすすめされる証券会社

IPOを始めるには証券会社に口座開設をすることが必要です。

そして、口座開設をさせた時点で紹介者には手数料収入が入ることになります。

この点につき、IPOには当選確率の高い証券会社は存在するので、優先的におすすめできる証券会社というのはあります。

ただ、僕の経験からおすすめできる証券会社と紹介手数料の高い証券会社はあまり一致しません。

その結果、初心者の方は紹介手数料が高い証券会社を優先的におすすめされている可能性があります。

IPOは使う証券会社が多いほど当選確率は高くなるので、全ての証券会社がおすすめであるといえばおすすめです。

ただ、当選確率の高さという意味での優先度はあります。

僕の経験から当選確率が高くおすすめなのは次の7社です。

・大和証券
・SBI証券
・野村證券
・みずほ証券
・SMBC日興証券
・東海東京証券
・マネックス証券

この7社がおすすめな理由については下記の記事に詳しく書いていますので、興味があれば参考にしていただければと思います。

IPO投資初心者におすすめの証券会社7選

参考までに、紹介手数料の高い証券会社を記載します。具体的な金額は伏せますが、ASPアフィリエイトサイトで調べた金額が基準です。

・GMOクリック証券
・立花証券
・DMM.com証券
・松井証券
・岩井コスモ証券
・SBIネオモバイル証券
・ライブスター証券
・楽天証券

繰り返しになりますが、IPOは使う証券会社が多いほど当選確率は高くなるので、これらの証券会社も口座開設するべきではあります。

ただ、当選確率は上の7社より圧倒的に劣るので、こちらを優先するのは間違っています。

もし上の7社よりもこちらの方の口座開設を優先してすすめられていたら、そのすすめている人物は当選確率の高さよりも自分の紹介手数料の高さを優先しています。

口座開設をするのは正解ですが、優先順位は間違えないようにしましょう。

まとめ

以上、IPOで初心者の方がはまりやすい罠について解説してきました。

ここで一つ確実に伝えたいことがあるのですが、IPOは全くの無駄ではないということです。

僕は5年で1946回抽選に申込んで、25回当選して約100万円の利益になりました。

それは事実です。

ただ、IPOの勧誘はそれをはるかに上回る利益がカンタンに出せるように誘導するので、初心者の方はIPOの価値をかなり過大に評価してしまいます。

その結果、始めてみたら全く当選せずに、IPOの話はウソで全て無駄だったと感じることも多いはずです。

ただ、IPO全てを否定するのは間違っています。

IPOでお金を増やすことはできます。ただ、簡単ではありません。

僕は初めて当選するまでに96回落選しましたし、途中で336回も連続で落選しました。

1万3000円の損をしたこともあります。

それでも、5年続けたら100万円の利益にはなっています。

実際のIPOというのはこんな感じなので、これに魅力を感じることができるならばIPOをやる価値はあります。

過大広告に騙されてIPOを全て切り捨てるのではなく、本当のIPOの価値をまず自分で判断してからIPOをどうするのか考えるべきです。

IPOはめちゃくちゃ儲かるわけではないですが、全然儲からないというわけでもありません。

それが5年間IPOをやった僕の感想です。

 

もしIPOを始めてみようと思うのならば、余計な情報は必要なくまずは証券会社の口座とお金の準備が必要です。

この記事でIPOに興味を持ち実際に始めてみようと思いましたら、以下の記事を参考にしていただければと思います。

IPO初心者がまずやらなければならない2つのことを教えます

 

IPOでは損をすることもあります。

具体的にどれぐらい損がすることがあるのかは、下記の記事でまとめています。IPOの損について知りたい方は参考にして下さい。

【最大額は?】値下がりしたIPOの実際の数値をまとめます

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