株式投資

【含み益の対処法】株で利益確定して買い直しをするべきか?

個人投資家
個人投資家
投資で含み益があります。いったん売って利益を確定させてから、下がったところで買い戻した方がいいのでしょうか?

こんな疑問にお答えしていきます。

本記事の内容
  • 売ってから安く買い戻すことの本当の狙いとは
  • 「下がるのを待つ」のは難しい
  • 結局はどうするべきか
  • 高値で売って安値で買い戻すべき人とは

投資歴7年のウォール街ちん太(@wall_gai_chinta)です。

僕の投資の通算成績は、確定利益が200万円・現在の含み益が500万円ぐらいです。

含み益は売るまでは確定した利益ではないので、「一度売って確定させた後で安い時に買い直す」・・・という方法を考える人は多いと思います。

ただ、結論からいうと、それはやらない方がいいです。

理由は、それはただの短期的な予測をした上級者向けの取引だからです。

一般的に、幅広く分散した長期の投資は勝ちやすく、短期の取引は一部の人しか勝てない難しいものといわれています。

そのため、投資の初心者ほど短期の取引はやるべきではありません。

以下、理由も含めて詳しく解説していきたいと思います。

【含み益の対処法】株で利益確定して買い直しをするべきか?

いったん売って安く買い直すというのは、突き詰めると以下の2つを狙っていることになります。

  • いったん売る→その瞬間から下がることにかけている
  • 安くなったら買い直す→その瞬間から上がることにかけている

これはつまり、相場の短期的な予想をした取引ということになります。

※ 短期取引を承知でやっているならば別ですが、一般的に短期の勝負は最も難易度が高く初心者向けではありません

この作戦をとった場合、結果は以下の4通りになります。

  1. 売ったが株価は下がらなかった【失敗】
  2. 株価が下がったが、買えなかった【失敗】
  3. 下がった後に買い、そこからさらに下がった【失敗】
  4. 下がった後に買い、そこから上がった【成功】

4つ目のパターンだけが唯一の成功です。

確認ですが、この成功のためには以下の3つをクリアする必要があります。

  • 売った後に株価が下がること
  • 下がった時にちゃんと買うこと
  • 買った後に株価が上がること

これらが満たされて初めて成功なので、そこに至るまではかなりのハードルがあることになります。

特に、買う前に株価が下がり、買った後に株価が上がることは運次第です。

そして、「どこまで下がるか分からない」状況の中でしっかり買うという精神的な強さも求められます。

精神力は経験次第でどうにかなるかもしれませんが、運はどうにもなりません。

従って、初心者はまずやるべきではない投資行動です。

「下がるのを待つ」というのはどういうことか

初心者ほど「下がってから買おう」と考えますが、実はそれは効率的ではないです。

なぜなら、下がるまで時間がかかったら最初に買った時に負けるからです。

※ 長期的に上昇するものに投資することが前提です

僕は米国株を2016年に初めて買った後、初心者だったので「暴落してから本格的に買おう」という計画を立てました。

ところが、それから大きな暴落が来ることはなく、2020年まで4年間も待たされるハメになりました。

2020年には底値付近で買えましたが、それから上昇していく株価を見てこう思いました。

「あれ、2~3年前の株価で買えただけだったな」

例えば、僕はS&P500指数に連動するVOOというETFを218ドルの時に150万円買いました。

それは以下の地点で買ったことになります。

こうしてみると大成功にも見えます。

ただ、5年チャートで見ると以下の通り。

普通に最初の2016年(左側)で買った方が安く買えています。

「下がったら買う」という方法が成功していたにも関わらず、全体の結果で見ると「最初に買っていた方法」には負けています。

「株価が下がるのを待つ=短期の予測」でしかなく、それはとても難しいものです。

特に初心者はわざわざ難しい方法を取る必要はありません。

特別な理由や経験もなく「下がり待ち」はするべきではないです。

結局はどうすればいいか

シンプルイズベスト・・・です。

  • 上がると思うのなら売らずに持ち続ける
  • 下がる(上がらない)と思ったら売る

これだけでOKです。

投資は難しく考えると失敗するので、シンプルにやりましょう。

ここ100年ほどの投資の歴史から見ると、最も勝率の高い方法は米国か全世界の株式への長期投資です。

※ 日本への投資は1990年以降から結果は厳しくなりました

何にどう投資すればいいか分からなくなった人は、米国か全世界の株式が現在ではベストです。

手数料の安い米国株か全世界株のETF・投資信託を買いましょう。

それを持ち続けることが、一番簡単で安定して勝てる投資方法です。

高値で売って安値で買い戻すべき人とは?

この点、短期の取引というのはやる人はやっているものです。

なので、「こういう人はやってもいい」というのはありません。

しいて言うならば、この記事を読んで「自分には難しそう・・・」と少しでも感じた人はやるべきはないです。

※ 特に投資を始めたばかりの初心者にはおすすめしません

もっとも、投資は損をして資金がゼロにならなければ長く続いていきます。

どこかで短期の取引などに興味を持って始めることもあるかもしれません。

その時は、十分に勉強をして心構えをした上でやってみるのもいいと思います。

というのは、色々な投資方法を試すことで、自分に合った投資方法が分かるようになるからです。

投資の正解の一つは、自分に合った投資方法でやっていくことです。

実際に僕も米国株に本格的に投資しようという計画を立てたのは、投資を始めてから3年目です。

それまでは、なんとなく毎月分配型の投資信託を買ったり日本株のパクリ投資をしていました。

損をして退場しない限り、続けていれば自分に合った投資方法に近づいていきます。

なので、とにかく投資を続けていきましょう。

まとめ

個人的な意見ですが、投資は安全が第一です。

リスクの高い取引はいつでもできますので、まずは安全なやり方で経験・利益を積んでいくべきです。

利益の蓄積があれば精神的な余裕も生まれますので、リスクの高い投資方法をやるとしても冷静な状態で判断することができます。

僕は2020年の3月にコロナ暴落で含み損がマイナス200万円(2万ドル)になりましたが、その時の通算の確定利益もちょうど200万円でした。

・実際のマイナス2万ドルの時の画面(2020年3月23日)

プラスマイナスゼロの状態でしたが、もし確定利益がなければ「ただのマイナス200万円」状態で、自分は一体なにをしているんだろうか・・・と思ったかもしれません。

そう思わなくて済んだ理由は、それまでの投資で通算200万円の確定利益があったからです。

まずは安全な方法で利益を積み重ねていきましょう。

リスクの高い取引はいつでもできます。

わざわざ経験の少ないうちから難しいことをやる必要はないです。

利益と経験があれば、投資の成績は必ず良い方向へと向かうものです。

今回は以上です。

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