資産運用

資産運用の「インデックス」で正解したい人へ!

資産運用では市場平均に投資する、いわゆる「インデックス投資」というものがあります。

資産運用においては色々な投資先がありますが、この「インデックス」に投資することは資産運用の選択肢として果たしてどうなのでしょうか。それを今回は解説していきます。

この記事の内容

・資産運用でインデックスに投資することのメリット・デメリットを解説します

・おすすめのインデックス投資先を紹介します

僕は2014年から資産運用を始めていて、これまでの通算の利益は+200万円ぐらいです。下記は僕が現在保有している全ての投資先です(4つの米国個別株のみ)。

インデックスの投資先は保有していませんが、今後は状況によって保有する予定です。

※ 先に結論だけお伝えすると、おすすめのインデックス投資先はETFの「VT」とS&P500連動のETF・投資信託の2つです。それらに投資する情報のみを知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。

資産運用のインデックスで正解するには?

資産運用でインデックスを選ぶとしたら、インデックスのメリット・デメリットを理解する必要があります。

大きく分けてインデックスのメリットは2つ、デメリットは1つあります。

では、以下で解説していきます。

個別企業の理由では下落しない

まずはインデックスのメリットについて書いていきます。

例えば株式の市場平均(インデックス)に投資する場合、第一のメリットは「一つの企業が不調でも自分の資産が大きく下落しない」ことです。

トヨタ自動車の不祥事が発覚した場合、トヨタ自動車の株をたくさん持っていたら自分の資産は大きく下落する可能性があります。

これに対して、日経平均などのインデックスに投資していた場合、影響はそこまで大きくないので自分の資産はそれほど下落しません。

また、個別の企業は倒産して株の価値がゼロになることがありますが、インデックスでそれはありません。

以上により、資産運用でインデックスに投資することのメリットの一つは以下のようになります。

インデックスのメリット

・株価が下がりにくく、またゼロにはならない。

 

長期的には上昇していく

インデックスのもう一つのメリットは、「長期的には株価が上昇していく」ことです。

インデックスに投資をしたとしても、短期的には株価の上下はあります。しかし、世界経済は成長を続けていくので、いずれはその波に乗って株価は上昇していきます。

※ もっとも、これは正しいインデックスの投資先を選択した場合のみです。詳しくは後述します。

インデックスの2つ目のメリット

・長期的には株価が上昇する

※ 正しい投資先を選択した場合

 

株価は大きくは上がらない

次はインデックスのデメリットを説明します。

市場平均に投資することのデメリットは、「株価が大きくは上がらない」ことです。

個別の企業であれば、その企業が大きく成長すれば株価も同じように大きく上がっていきます。

しかし、何百もの個別の投資先の集合体であるインデックスでは、個別の企業のように株価が爆発的に上がることはありません。

その業界全体や国の経済が上向きであれば株価は大きく上昇するかもしれません。しかし、やはりそれでもインデックスは個別の株ほど上昇するものではありません。

インデックスのデメリット

・個別の株ほどは株価が上がらない

オレンジ兄さん
オレンジ兄さん
株価が上がらないっていうけど、実際はどれぐらいが「上がらない」ことになるんだ?
ウォール街 ちん太
ウォール街 ちん太
アメリカと中国を例に見てみます。

世界のGDP1位はアメリカで2位は中国です。そして、近年ではハイテク企業の株価が世界で大きく上昇してきました。

中国の平均株価(インデックス)である「上海総合指数」の20年以上のチャートをご覧下さい。

2000年代と2010年代にそれぞれ大きな山があります。株価の方は、現在(2019年)と10年前を比べると同じかもしくは1.5倍といったところです。

では、次に中国を代表するハイテク企業「アリババ」のチャートをご覧ください。

これは5年間のチャートですが、株価は約2倍になっています。中国の平均株価の方は10年で1.5倍にいくかどうかですが、個別の株の「アリババ」は5年で2倍です。

 

では、次に米国の平均株価指数S&P500をご覧下さい。

こちらはS&P500の5年間のチャートです。右肩上がりで、5年約1.5倍になっています。

では、次に米国のハイテク企業「アマゾン・ドット・コム」の株価をご覧ください。

これも5年のチャートですが、アマゾンは株価が約300ドルから1800ドル前後になっているので約6倍になっています。

アマゾンは時価総額世界一位になったこともあり既に誰もが知っている巨大企業ですが、それでもかなり株価は上がっています。

既に大きな企業になっていても、一つの会社の株価であれば上がる時はかなり上がります。インデックスでこんなに株価が上がることはほぼありえません。

これがインデックスと個別株の違いの具体例です。

インデックスのおすすめ投資先は?

株価が下がりにくくゼロにはならないが、その反面で上がりにくいのがインデックスです。

では、次にインデックスのおすすめ投資先を紹介したいと思います。

まず、インデックスの投資先を選ぶ際には絶対に必要な条件があります。その条件を満たしていなければインデックスへの投資はほぼ失敗します。

それは、長期的にはそのインデックスが上昇していくということです。

インデックスへの投資は個別の株への投資に比べたら株価は上がりにくいものです。そんなインデックスに投資をするのに、長期的に株価が上がっていかなかったら何も意味がありません。

インデックスへの投資は、株価が長期的に上昇していくものを選択することは鉄則です。

では、投資先としてはどんなものが考えられるのでしょうか。

全世界株式ETF「VT」

長期的に株価が上昇していくことを条件にした場合、投資先としては「世界経済そのもの」がまず考えられます。世界経済は景気の浮き沈みがありつつも、長期的にはこれまで確実に成長してきました。

従って、世界経済という「全世界そのもの」に投資することは間違いなく正解です。

全世界そのもの・・・などという言葉は都合良く感じるかもしれませんが、そこに投資することは可能です。

具体的には全世界の株式に投資する方法があります。それは「VT」というETFを購入する方法です。

「VT」(正式名称:Vanguard Total World Stock ETF)は先進国・新興国を含め世界47カ国の大型・中型・小型株を対象に8000もの銘柄で構成されているETFです。

例えば、以下の企業が「VT」の構成銘柄です。

「VT」構成銘柄

・トヨタ自動車(日本)
・アマゾン(アメリカ)
・サムスン電子(韓国)
・アリババ(中国)
・ロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ)
・ルイ・ヴィトン(フランス)
・ネスレ(スイス)

「VT」が扱っている8000銘柄の時価総額を合計すると、なんと世界の企業の約98%にもなります。金額だけでいえばほぼ世界の株式会社全てです。

つまり、種類だけで捉えると、その8000銘柄に投資することはまさに世界経済そのものに投資することと同じです。

従って、このETF一つを購入することだけで、世界全体に投資することが可能になります。

下記は「VT」のチャートです。

2008年のリーマンショックではさすがに大きく下がっていますが、そこからは回復して長期的に上昇してきています。

2011年のギリシャショックで少し下がりましたが、また上昇しています。2015~2016年のチャイナショックでも下がっていますが、再び上昇しています。

そして、2016年後半にトランプ大統領が誕生してからは順調に上がっています。2019年の世界同時株安ではまた少し下がりました。

「VT」はこのように世界の経済の出来事とリンクして株価が動いています。まさに世界経済そのものです。

以上により、長期的に上昇していくインデックスの投資先として、世界経済そのものに投資するこの「VT」は適切といえます。

米国株指数S&P500への投資

全世界株式への投資「VT」はおすすめです。ただ、実はこの「VT」は半分以上が米国株(アメリカの企業)で構成されています。

「全世界」というキーワードですが、採用する銘柄は企業の規模(時価総額)で決まっています。

この点、企業規模で捉えると世界の中で上位はほとんど米国企業なので、必然的に米国企業が多く含まれてしまうのです。

世界の企業時価総額

・1位 アップル(米国)
・2位 マイクロソフト(米国)
・3位 アルファベット(米国)
・4位 アマゾン(米国)
・5位 フェイスブック(米国)

「全世界株式」の調子が良いか悪いかは「米国株」の影響をかなり受けます。

「米国株」の調子が悪ければ「全世界」の調子も悪く、逆に「米国株」の調子が良ければ「全世界」の調子も良いということがほとんどです。

とすれば、直接米国株のみに投資してしまうという方法もあります。

この方法のメリットは、「米国株の好調」が米国以外の「不調」に引っ張られないことです。

「全世界」への投資だと、仮に米国株が好調でも他の新興国などが不調であれば、全体のリターンは押し下げられてしまいます。

これが「米国株」単体への投資だと、新興国の不調の影響は受けません。

そして、米国株単体だけでもインデックスとしては間違いなく長期的に上昇してきています。

※ 米国株指数「ダウ平均株価」 1900年からの超長期チャート

従って、インデックスの投資先として米国株はおすすめできるものです。

具体的な投資先としては、株価指数S&P500に連動する投資信託・ETFをおすすめします。S&P500はその名の通り米国株の「500銘柄」を扱っているものです。

「全世界」の半分以上を占める「米国」の代表的な企業500社なので、投資先として十分な力があります。

下記がS&P500の代表的な銘柄です。

S&P500の代表銘柄

・アマゾン
・アルファベット

・アップル
・フェイスブック
・マイクロソフト
・コカ・コーラ
・ディズニー
・ウォルマート
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・プロクター&ギャンブル

 

下記がS&P500のチャートです。

約40年のチャートですが、長期的には確実に上がってきています。

インデックスの投資先として米国株の指数S&P500はおすすめです。

日本への投資

ところで、残念ながら日本株は長期的には上昇していません。

※ 日経平均株価 1946年からのチャート

従って、資産運用でインデックスの投資先として日本株は不適切です。

もちろん、未来のことは分かりませんので、再び日本が上昇することもありえます。その時は、それを確認してから投資先として日本を選択するべきです。

今の段階では、インデックスの投資先として「日本」よりも「全世界」・「米国」の方が優秀だと言わざるをえません。

まとめ

結論をまとめます。

インデックスのメリット

・株価が下がりにくく、またゼロにはならない。

・長期的には株価が上昇する
※ 正しい投資先を選択した場合

 

インデックスのデメリット

・個別の株ほどは株価が上がらない

 

インデックスおすすめ

・全世界への投資「VT」

・米国への投資「S&P500」

正しい投資先を選択できれば、インデックスは間違いなく強力な効果を発揮します。

以上により、資産運用の投資先としてインデックスはおすすめです。インデックスへの投資を考えている方は、「全世界への投資」「米国への投資」を検討してみて下さい。

・全世界「VT」に投資する

・米国「S&P500」に投資する

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